配当学年等:第6学年前期
学修目標
基礎医学と臨床医学の他に、社会医学という領域がある。社会に関する医学を扱うため、地域や国を対象にした医学的事項、関連法規に基づく運用などを主に学ぶ。臨床医学の知識を得て、さらに実習で医療現場の実情を理解した段階で、改めて社会と医療に関する事項を学び、医師となる来年に実践できる準備を整えて頂きたい。
授業概要
医学教育分野別評価基準日本版(WFMEグローバルスタンダード2012年版準拠)によると、卒前教育のなかで行動科学、社会医学、 医療倫理学、医療関連法規について実践しなければならないと定められている。 さらに、日本の医師国家試験においても、公衆衛生学、衛生学、法医学、医療倫理といった社会医学関連の問題が多く出題されて いる。この領域の問題は、近年、相当数が出題されており、その割合は増加しつつある。第109回以降では、全問題の15~18%が社 会医学関連であり、特に必修領域のうち20. 0 %程度をしめる。したがって、これらの問題を正確に解答出来るかどうかが、医師国 家試験合格の鍵を握っているといっても過言ではない。 したがって、本ユニットでは、社会と医療に関する内容について、主として過去の国家試験出題内容を中心に、まとめの講義を行 い、その後演習として問題解答を行う
テキスト
- クエスチョン・バンク 医師国家試験問題解説 2021 vol. 6 公衆衛生 978-4896328134
- 国試115 第115回医師国家試験問題解説書 978-4863994898
- 臨床事例で学ぶ医療倫理・法医学 978-4863993761